お米の生育期と、にんにくの生育期がピッタリ交互にタイミングよく交替する、これは日本各地をさがしても、ここ福岡県八女市を中心にした地域だけなんだそうです。まず、お米とにんにくを交互に栽培する事で、連作被害を防ぎ、田んぼに張った水で、病原菌や害虫も駆除してしまう、まったくの自然農法。
お米の稲ワラも堆肥肥料に利用できるうえ、収穫したにんにくの茎や根も次に栽培するお米の堆肥肥料に活用できるそうです。
にんにくの堆肥には、あの殺菌成分アリシンが豊富で、それがお米の生育に農薬いらずの土作りに役立つばかりでなく、にんにくに豊富な「セレン」というミネラルもたっぷり。
このお米、松尾農園さんでは、あくまで「にんにくを無農薬で作るために」栽培しておられるそうですが、そのお米自体、セレンが豊富な特殊なお米だそうで、銘柄米としても珍重されているそうです。もちろん、にんにく臭のない、ふっくらしたご飯になるんだとか。
残念ながら、このお米、今年の収穫分は、すでに完売状態とのことで、当社でご案内する事が難しいのですが、そんな自然に逆らうことなく、大地と季節のリズムを利用した栽培方法なのだそうです。
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