エトレチナート経口薬
毛孔性苔癬
エトレチナート経口薬
毛孔性苔癬の治療法や薬として、一般的に認知されているものをご案内いたします。
エトレチナート経口薬
ビタミンAの働きをさらに強めた誘導体(若干分子構造を変更して働きを調整したもの)の経口薬剤です。皮膚の角質をおさえ正常化させます。効果は高いといわれますが、強い催奇性(胎児に奇形をもたらす働き)や副作用がでやすいので、十分な注意が必要です。
本来は毛孔性苔癬のためではなく、より症状の重い乾癬や魚鱗癬などの角化症状を改善するためのものです。
お医者さんの処方の下、きちんと指示どおりに服用されるようにしてください。特に以下の注意が必要です。
・妊婦または妊娠を望む方、肝臓病、腎臓病の持病をお持ちの方は絶対に服用しないでください。
・お子様、25歳以下の方、糖尿病、肥満、アルコール中毒症、高中性脂肪血症、ご高齢の方は、服用に際し、十分な注意が必要です。
【注意点】
・ビタミンAのサプリや薬剤との併用は絶対にしないでください。
・肝機能や中性脂肪の検査を定期的に受診するようにしてください。
・妊娠期や妊娠の予定がある方、また授乳期のお母様など基本的には服用はさけてください。
一般に、まず妊娠検査などで妊娠していないことを確認したうえでの処方となります。
この薬の体内残存期間は長く、少なくとも服用後、2年間は避妊が必要です。
男性も服用後6カ月間は避妊する必要があります。
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)、毛孔性角化症、腕ぶつぶつ、さめ肌(サメ肌)